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新栄保育園

〒169-0073
東京都新宿区
百人町3-21-14Google Mapを開く

TEL. 03-6304-0241

<2歳児〜5歳児クラスの記録より> おおかみとのやりとり

3歳のころ。
公園で偶然見つけた足跡。
「おおかみがいる!」
好きだけど、ちょっぴり怖い。
みんなの心の中に
おおかみの存在がぐんぐん大きくなっていきました。
公園を探索したり、手紙が届いたり......。
おおかみとのやりとりが始まりました。

4歳のころ。
ある日、おおかみから
動物園のチケットが届きました。
写真と地図から、どこの動物園なのか、
どこの駅にあるのか、何線に乗るのかなど、
ワクワクドキドキしながら出発。
おおかみの存在を楽しみながら遠足を満喫。

5歳になって。
おおかみの手紙が届いていないか
毎日ポストの確認。
「おおかみがどこかでみているかも?」
子どもたち同士で空想の世界を楽しんでいます。

『枝を集めてほしい』
ある日、おおかみから手紙が届きました。
枝を集めて園に帰ってきた子どもたちの元へ
おおかみからサツマイモのプレゼントが!
お礼に「おおかみに焼き芋をあげたい!」と
焼き芋会へと発展していきました。

準備から本番当日まで、クラスみんなの力で
作り上げた「焼き芋会」は大成功!!
おおかみへのお礼にと
玄関に焼き芋をお供え。
お昼寝後、見てみるとそこにはおおかみの毛が!!
「おおかみは本当にいる!」
「お手紙を書こう!」「いつか会いたいな」
と興奮気味でした。
おおかみとのやりとりは
卒園まで続いていきました。

姿は見えないけれど、
ずーっと一緒だったおおかみ。
おおかみとのやりとりの中で、
子どもたちは優しい心を手に入れてくれました。
私たちも、子どもたちと一緒にやりとりをしていると
「本当におおかみっているんじゃないの?」
という感覚になり、
大事な存在となっていきました。
みんなが大人になっても
心の中でずーっと生き続けてほしいなと願います。